【ボードゲームって何?】最近流行りのいわゆる「ボードゲーム」とは何か解説します

最近テレビやネットで「ボードゲーム」が流行ってるらしいと聞いた。

人生ゲームやトランプと何が違うの?

ボドパパ

そんな疑問にお答えします。

この記事を読めば、話題の「ボードゲーム」とはどういうものか、その概要を知ることができます。

  • 人生ゲームや将棋などの「定番ボードゲーム」と、最近流行りのボードゲームの違い
  • 近代ボードゲームの成り立ちとそれを支えるドイツの文化

「ボードゲーム」の外観を掴むと、これからボードゲームを始めてみようかな…?と考えている方にとって、ボードゲームの選び方、楽しみ方をイメージしやすくなると思います。

是非参考になさってみてください。

目次

この記事を書いた人

ボドパパ

ボドパパです。
ボードゲーム歴は15年以上になります。

  • 妻・長男(3)・長女(0)との4人暮らし
  • 職業:会社員、政策秘書
  • ボードゲーム所持数:150個程度
  • ボードゲーム経験数:1500個以上

地域のサークル活動で、4歳~15歳の子ども達にボードゲームを10年以上教えてきました。

子ども達が、その目を輝かせながらボードゲームに凝縮された社会性やコミュニケーションのエッセンスを味わい、自分の得意な能力を爆発させ、好きなことに没頭している姿をずっと見守ってきました。

子どもたちの未来を照らすボードゲームの教育的価値をまとめ、ブログで発信しています。

結論:ボードゲームとは

結論はこれです。

ボードゲームとは、

  • 運と戦略のバランスが取れた
  • 遊んでいる人同士が相互作用がある
  • 考えることを楽しむ遊び

坊主めくりのように運だけではなく、将棋や囲碁のように戦略だけでもない

そのバランスが良いボードゲームが、最近流行っている、いわゆるボードゲームを指しています。

さらに、遊んでいる人同士が相互作用することで複雑性を生み、その中でどのようにすべきか自分で考えることを楽しむ遊びがボードゲームである、と言えます。

詳しく解説していきます。

ボードゲームは運と戦略のバランスが重要

まずは、Wikiでどのように解説されているかというと 

ボードゲーム(board game)とは、専用のボード(盤)上で駒(石とも言う)を置いたり、動かしたり、取り除いたりして遊ぶゲームの総称。盤上ゲーム、盤上遊戯とも呼ばれる。また、「ボドゲ」と略されることもある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ボードを使うことや、コマを使う遊びだと書かれています。

人生ゲームや将棋はボードゲームではない?

ボードゲームをあまり知らない方に紹介すると、必ずと言っていいほどこのようなことを言われます。

人生ゲームや将棋と何が違うの?

私は、分かりやすく説明するためにあえてこのように説明します。

ボドパパ

人生ゲームや将棋は、今話しているボードゲームとは違います。

人生ゲームは、ボードを使っているゲームなのでボードゲームのように思いますが、

実はルーレットを廻して出た数字通りに進めていくだけの、運のみのゲームであり、

将棋は指し手の実力のみで勝敗を決める、戦略のみのゲームです。

ボードゲームは、運と戦略がバランスよく組み合わさっていて、初めてやる人でも勝つ可能性があり、なおかつ繰り返し遊ぶことで実力が上がり、勝つ確率が上がるようなゲームのことを指しています。

※ここではわかりやすく表現することを目的としております。個人的には人生ゲームや将棋は立派なボードゲームだとは思うのですが、最近流行りのボードゲーム、という意味では区別して説明したほうが良いと思っています。

相互作用こそ、ボードゲームの醍醐味

現代のボードゲームはボードやコマを使わなくてもボードゲームと呼ぶことがあります。

最近は「遊んでいる人同士の相互作用」があればボードゲームと呼んでいる傾向があるように思います。

この辺は定義があいまいで、分かりにくくなるところなのです。

一人で黙々と続ける数独やクロスワードパズル等とは違い、二人以上が集まって、楽しむリアルなゲーム

こんなところでしょうか。

相互作用というと難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「掛け合い」です。

  • 掛け合いを繰り返して、勝ち負けが決まる。
  • システム(メカニクス)と対峙しているのではなく、それを介して相手と対峙している。

そこを楽しみどころとしているのがボードゲームです。

さらにボードゲームの特徴として、将棋や囲碁など、経験値や実力のみで競い合う競技性の高いゲームとは違い、運が程よく絡んでいるんです。

相手の発言や行動が、自分の状況に影響を与えるし、逆に自分の発言や行動が相手の状況に影響を与える

そういった状況を楽しむことがボードゲームの醍醐味なんですね。

「考えること」を楽しもう

「考えるを楽しむ」なんて言うと、ちょっとお高く留まっているように聞こえる為、どう言い換えるか考えたのですが…。

やはりこの言葉が最も合うと思います。

考える、ということに焦点を置き、その結果として自分自身の行動を自分で決定する。

勝ったときは「自分の判断があっていた」、負けた時は「まあ、今回は運が悪かったな」というポジティブな反省をしやすい構造になっています。

本来、ストレスが大きな「負け」を緩和している特徴があるんですね。

ボードゲームに似た言葉

「ボードゲーム」に似ている言葉は以下のようなものがあります。

  • テーブルゲーム
  • カードゲーム
  • アナログゲーム

これらの言葉同士の関係性もあいまいです。使う人によって異なる意味を含んだり、主張があったりするので注意が必要です。

ちなみに私の理解は、下記のとおりです。

テーブルゲーム≒アナログゲーム≧ボードゲーム≧カードゲーム

知名度では「ボードゲーム」がダントツですが、コマやボードを使わず、コミュニケーションだけで成り立たせるゲームを含むテーブルゲームアナログゲームという言葉も使われたりします。

アナログゲームは、いわゆるゲーム、つまり「デジタルゲーム」の対義語として使われることがあります。

また、カードゲームは「トレーディングカードゲーム(ポケモンカードや遊戯王など)」を限定的に使われることがあります。

ここまで、ボードゲームとは何か、簡単にまとめました。

次は、このような「ボードゲーム」がどういう経緯で生まれたのか、発展してきたのか。そこを詳しく見ていきましょう。

ボードゲームの成り立ち

ボードゲームそのものの起源は、紀元前のエジプト文明までさかのぼることになります。古代文明でも、人と人はボードゲームで楽しんでいたようです。

日本で考えれば、かるたや百人一首等のゲームが歴史上で有名なボードゲームですね。

最近流行りのボードゲームの起源は、諸説ありますが分かりやすいのは、

1995年にドイツで発売された「カタンの開拓者たち」が大ヒットし、ドイツの近代ボードゲームが世界的に遊ばれるようになったのが、流行りのきっかけと言われています。

以降にドイツやフランス等ヨーロッパ圏で脈々とファンを増やしつつ、ボードゲームのルールがどんどん発明されて行きます。

日本では、1990年代はコアな一部のファンが嗜む趣味としてボードゲームは扱われていましたが、カタンのヒットを受け、少しずつボードゲームを楽しむ人口が増えていきます。

国内最大のボードゲームイベント「ゲームマーケット」の参加者も年を追うごとに爆発的に増えていきます。

「ゲームマーケット」は2019年には2日間で約3万人を動員する巨大なイベントに成長しています。(以降、コロナの影響で中止や人数制限があり、縮小傾向です)
https://gamemarket.jp/report ゲームマーケット公式HP_開催データ

日本国内では、プロのボードゲーム作家がほとんどいなかった頃から、アマチュアの方がいわゆる「同人ゲーム」をゲームマーケットで頒布することが多くなってきました。

その中でも、特に言葉遊びコミュニケーションを軸にした新しい形のボードゲームが多く登場し、難しい印象だったボードゲームに、簡単に楽しく始められるライトな遊び方が提案されることになったわけです。

これにより、ボードゲーム人口は一気に増え、メディアでも沢山取り上げられることになったのが、現在の状態というわけですね。

ドイツで愛されるボードゲーム

ボードゲームの成り立ちの中で、ボードゲーム大国である「ドイツ」を紹介しました。

ドイツのボードゲーム事情と、文化的事情をもう少し深堀してみます。

ドイツ人のボードゲームに対する認識

現在進行形で盛り上がっているボードゲームは、なぜドイツで隆盛したのでしょうか。

真実はわかりませんが、子どもへの良い教育的効果、安価な娯楽であることが推察されています。

ボードゲームメーカーであるRavensburgerのあるプロデューサは、ドイツ人のルール好きはドイツ人固有のものであることを指摘した上で、19 世紀にブルジョア階級が勃興したときにボードゲームをする習慣が広まったと推測している。彼らは、ボードゲームは子供の心にとってよいトレーニングとなると考えてやらせたのだろうということである。ただし、逆に別の有力メーカーである Kosmosの関係者の中には、労働者階級にとって安い娯楽として適当だったから流行ったのだろうと推測している人もいる。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/konpyutariyoukyouiku/31/0/31_34/_pdf

「ドイツボードゲームの教育利用の試み ―考える喜びを知り生きる力に結びつける―」名古屋大学教授_有田隆也

これは現代の日本でも通用することで、知的な遊びとしての教育的効果や繰り返し遊べる安価な娯楽であることは変わりありません。

諸説はありますが、ドイツ人は文化として根付いたボードゲームを、日常に取り入れて生活しているようです。

ドイツ人1,024人を対象に行われたある調査では、62パーセントが「よく」または「たまに」ボードゲームで遊ぶと回答している。
https://www.splendid-research.com/studie-gesellschaftsspiele.html

ボードゲームは親子のコミュニケーション手段としても人気で、親がボードゲームにかけるお金は年平均64ユーロ(約8,700円)というデータもある。
https://www.splendid-research.com/ueber-uns/presse/item/studie-gesellschaftsspiele-deutschland.html

また、ドイツではボードゲームのことをSpiel(シュピール)と呼びます。

遊び、関わり合いのことを指している言葉なのですが、Gameという物質的なものを指す単語を使っていないのは、歴史的にボードゲームを大切にしてきた背景があるからかもしれません。

ドイツ年間ゲーム大賞(SDJ_Spiel des Jahres)

ドイツには「ドイツ年間ゲーム大賞」と呼ばれる、専門の審査員がその年に「ボードゲーム文化の浸透に最も貢献した」ボードゲームを称える、ボードゲーム界のアカデミー賞のような行事があります。

なお、「ドイツ」と冠しているにも関わらず、ノミネートの対象は世界中のボードゲームであり、ドイツ産のボードゲームに限定されていません。懐の深い大賞です。

大賞は毎年6月にノミネートされ、7月に発表されます。

大賞、というだけあって、ノミネートされたボードゲームは非常に遊びやすく、面白く、深い味わいがあるものが多いです。

ボードゲームを選ぶ基準として、覚えておいて損はないかと思います。

まとめ:まずは体験してみて!

いかがでしたでしょうか。ボードゲームとは何か、その成り立ちや価値を解説してまいりました。

日本でボードゲームが流行する以前の時代は、国内に流通するボードゲームは少なく、入手する方法も限られていました。

現在では、ボードゲームの種類もさることながら、その入手方法や遊ぶ場所も多様化し、簡単にボードゲームを楽しめる環境が整っています。

ボードゲームに少しでも興味がある方は、まずはやってみることをお勧めします。

このような記事を読んで「ふーん」となっている気持ちが、やってみて初めて「こんなに面白い世界があったのか!」とびっくりなさることだと思います。

是非チャレンジしてみてくださいね。

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