【書籍レビュー】自分でできる子に育つほめ方・叱り方【ボードゲームでの実践】

目次

子どもとぶつかる日々…

子育てで日々悩んでいること

こどもが全然言うことを聞いてくれない。

ほめて伸ばせっていうけれど、自分のほめ方って正しいのかな…。

どうやったら、こどもと対話できるんだろう。

 

そんな悩みを解消してくれる、ベストセラーを読みました。

こちらの本です。

モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方

 

本当に参考になることばかりで、感動しました。

この本を手に入れて、詳しく読むことを強くお勧めします。

 

この記事で紹介していること

この記事では本書のポイントを紹介します。

その上でボードゲームを遊ぶときに、この考え方をどう応用するか、ということを書いてあります。

ボードゲームの教育的効果を高める「コツ」が盛りだくさんですので、是非ご一読ください。

 

子どもへの接し方のポイント

条件付きの接し方と無条件の接し方の違い

子どもへの接し方には、2種類あります。

「条件付きの接し方」と「無条件の接し方」です。

ここでいう「条件付きの接し方」とは「~をする(しない)ならば~する(しない)」という、子どもの行動をもとに愛情を出したり引っ込めたりする接し方で

「無条件の接し方とは」は、子どもの行動に関係なく愛情をこの本では無条件の接し方を強く推奨しています。

 

接し方 どんな接し方? 例えば
条件付きの接し方 子どもの行動に左右される愛情表現 歯磨きの時ぐずったら、絵本は読まない
無条件の接し方 子どもの行動に左右されない愛情表現 歯磨きの時ぐずっても、絵本は必ず読む

 

条件付きの接し方は、様々なデメリットがあります。

  1. 短期的な教育効果しか生まれない
  2. 自己肯定感も条件付きになる
  3. 親子関係が悪くなる
  4. 世代を超えて引き継がれる

細かくは説明しませんが、直感的にわかるデメリットばかりですよね。

大事なのは、親の気持ちではなく、子どもがどう受け止めるか、ということを考えることです。

 

では、どのようにすれば無条件の接し方が実現できるのでしょうか。

本書では、5つの原則を紹介しています。

①ほめ方・叱り方に気を付ける 努力や経過に注目する。見た目や結果に注目しない
②子どもに対するイメージを見直す 大人に迷惑をかけない子供がいい子、という考え方をやめる
③子どもにとって親が良きリーダーでいる 子どもの気持ちに寄り添いながら、必要な制限を設け、子どもに道しるべを示す
④子どもへの要求を見直す その要求は子どもに適齢なのか?を考える
⑤子育ての長期的ゴールを持つ 将来、どのような子供に育ってほしいか認識し、その将来像の妨げになる行動をとっていないか考える

 

この中で、最も重要である(本のタイトルでもある)ほめ方と叱り方を詳しく解説してくれています。

ほめ方

良いほめ方と悪いほめ方は、はっきり分けることができます。

良いほめ方=プロセスを褒める

成果や結果より、プロセスを褒めると良いんです。

さらに、具体的にほめると尚良いです。

例えば、子どもが自転車に乗れるようになったとき、

「うまく乗れてるね」「乗ってる姿がかっこいいよ」というほめ方よりも、

「バランスをとるのが上手くなったね」「いっぱい転んだけど、よくあきらめなかったね」というほめ方の方が、

本人の心に届くほめ方ということなんです。

良くないほめ方=おざなり・人中心

逆に良くないのが、おざなりほめ、人中心褒めです。

自転車の例でいえば、

「すごいね」「乗れてよかったね」というおざなりほめ

「運動神経が良いね」「自転車乗るのうまいね」という人中心褒め

このほめ方だと、モチベーションが減ってしまったり、ほめられることに依存してしまったり、チャレンジ精神が低下したりします。

 

叱り方

罰を与えるデメリット

叱ることの中でやりがちなのが「罰を与える」ことです。

でもこれは、非常に多くのデメリットがあります。

  1. より攻撃的・反発的態度を生み出してしまう
  2. 力を使った問題可決方法が正当化されてしまう
  3. 親子関係にひびが入る
  4. 反省が促されない

できるだけ罰を使わない叱り方を考えたほうが良いんです。

叱り方の4つ原則

4つの原則を守ると、子どもに届く叱り方ができるようになります。

  1. ダメ、違う、という言葉をできるだけ使わない
  2. 結果ではなくプロセスに目を向ける
  3. 好ましくない行動の理由を説明する
  4. 親の気持ちを正直に伝える(I Message)

こちらも詳しくは説明しませんが、イライラをぶつけて怒りたくなる気持ちを頑張って一旦我慢して、この原則を少しずつ実践できるようになっていきたいものです。

子どもとつながる7つの習慣

子どもへの接し方の原則を見てきました。

理屈はわかっても、なかなか行動に結び付きにくいですよね。

ここで、子どもと気持ちが繋がる為の、親としての行動のキーワードをまとめてくれています。

  1. 応援する
  2. 励ます
  3. 傾聴する
  4. 尊重する
  5. 違いを話し合う
  6. 受け入れる

私としては、子育ての論理や理屈を完全に記憶し、実践することは難しいと思いました。

子どもの行動を批判したり、責めてしまったり、「パパ先に行っちゃうよ」などと脅すことでコントロールしようとしてしまうことはどうしてもあります。

なので、このキーワードを常に頭に入れて置き、子どもと向き合う中でうまくいかないときに常に思い出すようにしようと思っています。

 

ボードゲームへの教育的応用

このブログでは「おうちボードゲーム会」を推奨しています。

おうちボードゲーム会を始める理由。

子どもとボードゲームで遊ぶことは楽しいのですが、それだけでは済まないときがあります。

ボードゲームをしていると、子どもが泣き出すことはしょっちゅうあるんです。

よくあるのが、自分の負けが濃厚になっていき、もう挽回できない状態になったときなど、子どもは悔しくて、癇癪を起してしまうのです。

 

私はこのタイミングは「成長の大きなチャンス」と捉えています。

負ける経験は、小さいけれども「挫折」の経験となります。

この負ける経験をたくさんすることで、次に生かせる負け方を学ぶ姿勢を手に入れることができます。

 

沢山負けて、沢山悔しい思いをすることは重要なんです。

 

しかし、私たち大人が癇癪を起している子供と向き合うのは大変です。

そこで、先ほどの子どもとつながる7つの習慣を応用することで、ボードゲームでの子どもの成長を後押しできると思うんです。

  1. 応援する:勝ち筋を提案し、勝ち目はまだあるよ、と応援する
  2. 励ます:目標を「勝利」から「別の何か」に変更し、励ます
  3. 傾聴する:何が悔しくてつらいのか、時間をかけてゆっくり聞き出す
  4. 尊重する:参加し、ここまでやってこれたこと自体の価値を伝え、尊重する
  5. 違いを話し合う:どうやったらもっとうまくできたかな。ということを一緒に考える
  6. 受け入れる:やりたくない、と途中で投げ出すことも、受け入れる

ボードゲームを負ける練習の題材として、教育に活かす中で、悔しくて癇癪を起した子どもとどう向き合うか、しっかり準備して臨みたいところです。

また、子どもと一緒に遊ぶ大人同士もこの認識を共有することが大事だと思います。

大人が一貫性をもって子どもに接すれば、きっと子どもはブレることなく自身の経験を成長の糧にできると思うんです。

 

まとめ:子どもへの接し方を言葉にして理解する重要性

いかがでしたでしょうか。

普段、何気なく子どもと接していく中で、自分でも何となく「よくないな」と思っている接し方があります。

この本は、そのもやもやをはっきり文章にしてくれていました。

しっかり理解し、自身の行動に活かしていきたいと思います。

 

なお、この記事では書ききれていませんが本書では「傾聴(アクティブラーニング)」について、詳しく書かれています。

読んですぐ行動に移せる、分かりやすい説明なので、是非本を手に入れて、読んでいただきたく思っています。

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