【初心者用】ボードゲームのルール説明のコツ【手順の型を詳しく解説】

  • ボードゲームのルールって、理解しにくいんだよなあ…。
  • 前に間違えたルールを説明してしまって、トラウマなんだよね。
  • ボードゲームはやってみたいけど、ルールの把握と説明がムリ。
ボドパパ

ボードゲーム初心者の方の、「ボードゲームのルールの把握と説明が苦手」という悩みに答えます。

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この記事を書いた人

ボドパパ

ボドパパです。
ボードゲーム歴は15年以上になります。

  • 妻・長男(3)・長女(0)との4人暮らし
  • 職業:会社員、政策秘書
  • ボードゲーム所持数:150個程度
  • ボードゲーム経験数:1500個以上

地域のサークル活動で、4歳~15歳の子ども達にボードゲームを10年以上教えてきました。

子ども達が、その目を輝かせながらボードゲームに凝縮された社会性やコミュニケーションのエッセンスを味わい、自分の得意な能力を爆発させ、好きなことに没頭している姿をずっと見守ってきました。

子どもたちの未来を照らすボードゲームの教育的価値をまとめ、ブログで発信しています。

この記事ではボードゲームの目的を「みんなで楽しい時間を共有すること」としています。

ルールの把握やルールの説明がうまくできると、みんなで楽しい時間を過ごせる確率がぐっと上がるんです。

実際、ボードゲームのルールを説明したことがある人は、その難しさを理解されていると思います。

ルール説明には、明確なコツがあります。この記事を読んで、「難しいけど、コツさえつかめばできる」という状態になっていただきたいと思っています。

結論:事前準備と説明する順番が大切

大切な事前準備は2つ。

  • 事前に自分でルールを把握すること
  • 参加する人にルールを把握することの難しさを伝えること

そして、説明する順番。

  • 説明する順番は「型」があり、その通りに説明すると分かりやすい

これらを意識することで、「ボードゲームのルールって苦手」という意識を吹き飛ばすことができます。

それぞれ、詳しく解説します。

大切な2つの事前準備

事前準備は「自分でしておくこと」と「一緒に遊ぶ相手に伝えておくこと」の2つに分けられます。

事前準備① 自分がルールを把握する

さあボードゲームを始めよう、というとき。
説明する人がルールブックを初めて読むという状況では、参加者はがっかりしてしまうでしょう。

大変なのですが、説明する人が事前にルールを把握しておくことが必要なんです。

でも、単純にルールブックとにらめっこするのは結構つらいですよね。

そこで、おすすめのルール把握の方法が2つあります。

  1. 事前にルールを知っている人とゲームをする
  2. Youtubeで紹介動画を視聴後、ルールブックを読む

一番いいのは、ルールを知っている人と事前に遊んでおくことです。

そうすれば、かなりの確率でルールが自分に定着し、ルールブックを横目で見つつ説明することができるでしょう。

そういった状況を作るのが難しければ、動画で解決。

一度概要を掴むと、意外とルールは頭に入ってきやすいんです。Youtubeで紹介動画を見て、その後にルールブックで情報を補完するのがおすすめです。

別記事で詳しくまとめています。よろしければご参考に。

事前準備②参加する人に大切なことを伝えておく

次に、ボードゲームを始める前に、参加する人に伝えておくべきことについて。

  • ルールは間違えるかもしれないこと(その都度、修正することを許してもらう)
  • 分からないことがあれば、いつでも質問して欲しいということ

この二つを、始まる前に言葉で伝えます。

ちなみに、ボードゲームを始めた直後にルール間違いに気づいた場合は、仕切り直しをお勧めします。
手番が2順以上してしまったなら、ゲームの根幹が崩れない程度の間違いならばそのルールのまま最後までやり通すと良いです。

ルールを把握し、説明することは非常に難しい行為であることを理解してもらうのが狙いです。

その前提を共有することができれば、「ルール間違いは仕方のないこと」という共通認識ができます。ルールを説明する側の心理的負担を減らすことができるんです。

また、分からないことがあれば、いつでも質問して欲しいということを伝えるも大切です。

みんなが分かっているような感じでも、分からない状態の人がいると上手く進行できなくなります。

そもそも、ボードゲームはルールが分かっていないと楽しむことができません。

  • 実は、みんなが疑問に思っていることかもしれない。
  • もしかしたらその質問がみんなを助けることになるかも。

ということを伝えて、質問しやすい雰囲気をつくりましょう。

これら2つの事前準備をしていれば、ルールを説明する人も、ルールを聴く人も安心してボードゲームをすることができます。

お互いに許し合える空気感、尊重し合える気持ちを持つことが、楽しい時間の土台となるんですね。

コツを伝授!ルール説明の原則と手順とは

では、次に具体的なルール説明の原則と手順のコツを見ていきます。

…ですがその前に、ルールの手順を知るためには「ルールは何でできているか」その構造を紐解く必要があります。

ボードゲームのルール構造

ボードゲームのルールの構造は、以下の通りです。

テーマ

そのボードゲームの目的や雰囲気がテーマです。誰かになりきったり、ある行為にフォーカスして抽象化したりしています。ケーキの切り分けや、スパイ同士の通信、遺跡の最深部でお宝を発見する等です。
テーマが全くないボードゲームもあります。

コンポーネント

ボードゲームの内容物です。コマやダイス、タイルやカード、ボード等、ボードゲームを進行するうえで必要なアイテムの事を言います。特別な名前がついているコンポーネントが多々あり、ルール説明の時にはその呼び名をしっかり伝えることが必要です。

勝利条件

このボードゲームの目的そのものです。どうしたら勝つのか、ということを定義しています。

  • 一人だけが勝利するのか、チームとして勝利するのか
  • 一人だけが負けるのか
  • 全員勝利か、全員負けなのか

そもそも勝利条件が無いボードゲームもあります。

終了条件

どうしたらこのボードゲームが終了するのか、ということを定義します。勝利条件と深く結びついている場合が多いです。勝利条件を満たしたとき、終了条件も同時に満たすことがあります。
ですが、勝利条件とは全く別の終了条件が用意されていることもあるので注意です。

基本的な手順

自分の行動範囲、つまり「自分ができること」です。
基本的に、このできること以外はできないことが多いです。
この手順を繰り返していくことが、ボードゲームの基本形となります。

禁止事項

してはいけないことを明確化しなければいけない場合に記載されます。
例:話してはいけない、自分の持っている手札の内容を伝えてはいけない、自分の手札を見てはいけない

例外処理

勝利条件や終了条件、手番でできることや禁止事項について、原則とは違うことが発生する場合記載されます。
例えばカードやタイルによる効果が、ルールの原則を超える場合があります。

ボードゲームのルール説明の原則

これらの構造を、分かりやすく説明するためには原則が2つあります。

  • 大枠を説明した後、細かい説明をする
  • 専門用語を使わない

大枠からはじめよ

ヒトの脳は、全体像が把握できないとその全体像を想像しようとすることに意識がいってしまう習性があります。

よって、まずは全体像を把握してもらい、その中のこの部分の説明をするよ、という順番が良いです。

専門用語は使わない

ボードゲームには専門用語がたくさん使われます。

またヒトの脳の話ですが、ヒトは知らない単語を聴くと「それはいったい何なのだろう?」という疑問に集中する習性があります。

専門用語をできるだけ排除しつつ、どうしても専門用語でしか伝えることができない場合は、その意味を一緒に説明してあげてください。

ボードゲームのルールの説明の「型」

ルールを説明する前に、ボードゲームがすぐ始められるよう、カードやコマ、ボードをセッティングしておきましょう。セッティングをしながら説明をすると、説明を聞いている側の集中力が落ちてしまいます。

原則が分かったところで、いよいよ手順の「型」を説明します。

この「型」を守ると、分かりやすい説明ができるようになりますので是非参考にしてみてください。

STEP
テーマを伝える

あなたは○○となり、○○しています、といった具合にテーマを伝え、ボードゲームに導入します。
できるだけ想像しやすい雰囲気のキーワードを使って、そのテーマに引き込んであげてください。

STEP
勝利条件を伝える

最も○○を集めた人が勝利です、や、○○を全員で達成することが目的です、など、そのゲームの目的である勝利条件を説明してください。

STEP
ゲームの流れの大枠を伝える

ここがポイントです。
原則で説明したように、そのゲームのルールの全体像を説明します。
聞いている人にとって、自分がどのような行動をとれば勝利条件に近づいていくのかをイメージできることが目標です。
次の④で伝える「基本的な手順」のうち、分かりやすいアクションを一つ伝えることでイメージが湧くかもしれません。

STEP
基本的な手順を伝える

自分の番でできる基本的なことをすべて伝えます。
ただし、ここも原則「大枠からはじめよ」通りです。細かい禁止事項や例外処理は説明しません。
説明するか迷う手順や処理は、全て後回しにします。
できるだけシンプルに、かつ基本的なことは網羅するのが大切です。

STEP
質問を受け付ける

ここまでで、一旦「質問はありますか?」と聞いてあげてください。
いつでも質問を受け付けるよ、という前提は言ってあれど、それでも言い出しにくい人はいるはずです。
「疑問があれば、聞いてみてね。ほかの人も同じ疑問を持っているかもしれないよ」
という一言があると、言い出しやすくなりますのでお勧めです。

STEP
禁止事項を伝える

やってはいけないことを伝えます。
ボードゲーム特性上、ここでは、通常やってもいいようなことをあえて禁止にすることを言うことになります。
つまり、油断するとやってしまうようなことなので、強調して伝えてあげるようにしましょう。

STEP
例外処理を伝える

発生しやすい例外処理を説明しておきます。
色々なご意見があるところだと思いますが、私は初心者の方はあえて例外処理はほとんど説明しなくても良いと思っています。
ゲームの途中で「この場合はどうするんだっけ?」となったときに説明するくらいの気持ちで良いと思います。
基本的なルールや禁止事項だけでも、初めて聞く人にとってはかなりの情報量になります。
私は、細かいことは発生の都度、解決すればよいという考え方です。

STEP
終了条件を伝える

最後に、どういう状況になったら終わるのか、ということを伝えます。
誰かが勝利したら終わり、だとか、一定回数のラウンドを消化したら終わり、等です。
重要だけど、結構忘れがちなことなのでご注意ください。

STEP
質問を受け付ける

そして、ルールの説明が終わったことを告げた後、最後に質問をもう一度受け付けます。


さあ、楽しいボードゲームの始まりです。元気よく「よろしくお願いします!」のあいさつで始めましょう。

この章のまとめ

分かりやすいボードゲームのルール説明の「型」は以下の通り。

  1. テーマを伝える
  2. 勝利条件を伝える
  3. ゲームの流れの大枠を伝える
  4. 基本手順を伝える
  5. 質問を受け付ける
  6. 禁止事項を伝える
  7. 例外処理を伝える
  8. 終了条件を伝える
  9. 質問を受け付ける

ボードゲームのルール説明例:ハゲタカのえじき

「ハゲタカのえじき」というボードゲームを題材に、上記で解説したルール説明手順の「型」で説明してみましょう。

このボードゲームをご存じでない方は、下記のルール説明をご一読いただければ「型」の力と2つの原則「大枠を説明した後、細かい説明をする」「専門用語を使わない」の意味がお分かりになるかと思います。

ハゲタカのえじきは非常に面白く、初心者におすすめのボードゲームです。これを機会にぜひご家庭でもお試しください。

STEP
テーマを伝える

みんなはハゲタカとなり、美味しいごちそうを食べようと狙っています。沢山のごちそうにありつけるのはどのハゲタカでしょう?

STEP
勝利条件を伝える

得点カードがごちそうです。マイナス5点から10点まで15枚あり、ゲームが終わったときに最も高い得点を持っている人が勝ちです。

STEP
ゲームの流れの大枠を伝える

全員に1から15までの数字カードを1セット渡します。
得点カードを一枚めくり、それをみんなで確認します。
数字カードを一枚ずつ裏向きで出し、全員出し終わったらせーので表にします。
最も大きい数字のカードを出した人が、得点カードをもらえます。

STEP
基本的な手順を伝える

全員一斉に数字カードを出します。
どの数字カードを出しても良いです。
どんなカードを出したのか話してもいいです。それが嘘でも構いません。
全員出し終わったら、せーの!と掛け声をかけるので自分のカードをめくってください。

STEP
質問を受け付ける

何か質問はありますか?
「最も大きいカードが同じ数字だったらどうするの?」
良い質問ですね、この後まとめてお話しします。

STEP
禁止事項を伝える

自分が出した数字カードを、せーの!の前に他の人に見せてはいけません。

STEP
例外処理を伝える

さっき質問が出た、「最も大きな数字カードが誰かの出した数字カードと同じだった場合」について説明します。
その場合は、出した人両方とも得点カードを貰うことができません。
次に大きな数字を出した人がもらえるんです。

※同じ数字を出した人が3人以上いた場合や、次に出した数字も誰かと同じだった場合も例外処理はありますが、あえて説明しません。

次に注意しなければならないことは、得点カードがマイナスの場合です。
このカードは、得点を減らす嫌なカード。
この時は、最も少ない数字を出した人が、得点カードを引き取らなければならないんです。
この時も、最も小さな数字カードを出した人が他にいた場合、次に小さな数字カードを出した人が引き取らなければならんくなります。

STEP
終了条件を伝える

最後に、どうやったら終わりか、です。
全員に渡したカード15枚を出し切ったとき、つまり15回せーの!をやったらそこで終わります。
その時、一番得点カードの合計数時が大きい人が勝ちです。

STEP
質問を受け付ける

これでルールの説明は終わりです。何かわからないことはありますか?

まとめ:ルールの説明にはコツがある

いかがだったでしょうか。

ボードゲームのルール説明は、難しいです。

ルールを正しく把握するのも難しいし、それを正確に伝えることも難しいですね。

ただ、事前準備をしっかりすることでできるだけルールの把握ミスを防ぎつつ、もし間違ったルールを伝えてしまったとしても許し合える土台作りが重要です。

また、説明の「型」を活用することで誰もが分かりやすい説明をすることができるようになるんですね。

この記事を読んでいただいた方の中で、

  • ルールを読むのがめんどくさいなあ
  • 前に失敗したのがトラウマで、もうルール説明は誰かに任せたいなあ

という状態から、是非一歩踏み出して頂ける方がおられることを願っております。

ルールの他にも、ボードゲームの準備にはコツがあります。別の記事でまとめていますので是非どうぞ。

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