子育てに疲れたとき【おうちボードゲーム会を始めるメリット】
子育て中のママ・パパの疲れ
「毎日の育児や家事、仕事に追われて、ものすごく大変。疲れた…。」
「子どもに付き合いきれない…。でもyoutubeやテレビゲームばかりやらせるのはなんか罪悪感があるな…。」
「子どもとの過ごし方で、何かいい方法はないのかな」
こういった疑問に答えます。
本記事のテーマ
「おうちボードゲーム会」を始めることで、子どもと過ごす時間が劇的に変わります。
※本記事は、3歳くらい~15歳くらいの子どもを対象にしています。ただし、これから3歳になるお子さんや、15歳以上のお子さんをお持ちの方も、「家族で楽しむ」をコンセプトにした記事なのでご参考になるかと思います。
おうちボードゲーム会の始め方
- ①おうちボードゲーム会の価値を理解する。
- ②子どもの成長度合いを知る:何ができるのかな?
- ③子どもの好みを知る:何に興味があるのかな?
- ④ボードゲームを見つける:子どもの成長や興味に合ったボードゲームを探す。
- ⑤家族に、おうちボードゲーム会をする、と宣言する
- ⑥思いっきり楽しむ
記事の信頼性
この記事を書いている私は、10年ほど前からボードゲームの地域サークルを開催し、3歳~15歳の子ども達と100回以上遊んできました。
また自分の子どもがもうすぐ3歳なので、試行錯誤しながらおうちボードゲーム会をリアルタイムで実践しています。
前置きとして
本記事は、「子育て中のママパパで、ボードゲームといえば人生ゲームかオセロかトランプ」という方向けに書いています。
この記事を読むことで、子育ての中でのボードゲームの可能性が分かり、おうちボードゲーム会の始め方と最初のボードゲームの見つけ方までが分かるようになります。
ボードゲームを前にした子ども達は、目をキラキラ輝かせながら遊びだします。
時には負けて大泣きしたり、時には大笑いしたりしながら、家族で楽しい時間を過ごせる最高のツールです。ボードゲームに出会ったことで、私の人生は大きく変わりました。
ボードゲームに感謝を込めて、記事を書いています。
では早速始めましょう!
①おうちボードゲーム会の価値を理解する
一言でいうと、「みんなが楽しい」です。
- 子どもにとってのボードゲーム
まず、子どもにとってのボードゲームは「最高のおもちゃ」です。キラキラした宝石、木でできた車のコマ、カラフルなイラストのカード…。それを、ママやパパと一緒に遊べるなんて、楽しくないわけありません。
あと、子どもは勝ち負けがあることが大好きです。ボードゲームの多くは勝敗がつきますので、「勝利」という明確な目標に向かうことで夢中になれるんですね。
- 親にとってのボードゲーム
次に親にとって、ボードゲームは2つの側面があります。
-
子どもの成長を見守れる「知育玩具」
-
親も夢中になって遊べる「家庭内エンターテイメント」
子どもの成長を見守れる「知育玩具」
知育玩具の方はわかりやすいと思います。デジタルゲームやyoutubeはなんか罪悪感があるけれど、ボードゲームはなんだか教育によさそう、と思いますよね。
これはボードゲームでよく使う「コミュニケーション能力」などが、子どもの知能の発達に効果がありそうだと、感覚的に理解できるからなんだと思います。
「おうちボードゲーム会」の最大の価値とは話題が逸れますが、別の記事で子どもの成長にどのような効果があるか、を私なりにまとめておりますので、ぜひご一読ください。
【MI理論】ボードゲームで子供の才能を見つけ、得意なことを伸ばす【効果あり】
親も夢中になって遊べる「家庭内エンターテイメント」
家庭内エンターテイメントの方は、あまりピンとこないかもしれません。結局、子どもと一緒に遊んであげるのか…、とお考えのママパパ、ちょっと待ってください。
びっくりするかもしれませんが、ボードゲームは親も夢中になります。
私がボードゲーム大好きだから、そう言っていると思われるかもしれませんが、違います。
- 地域ボードゲーム会に「子どもを遊ばせに来た」ママパパが、結局自分が夢中になって遊んでいる姿を何人も見てきた
- ボードゲームを全く知らない会社の人に、おすすめのボードゲームをお伝えしたら「家族みんなで夢中になって遊べた」と何度も反響があった
このような実績を経て、お伝えしたいことなんです。
子どもの頃、夢中になってトランプで遊んだ記憶はありませんか?
あの体験が、今も家族みんなで出来るんです。
特に最近は、ドイツやフランスを中心に新しいボードゲームがたくさん開発され、大人も子どもも楽しめるゲームが無数にあります。
「みんなが楽しい」ボードゲームの価値を、存分に味わってみてください。
②子どもの成長度合いを知る:何ができるかな
ボードゲームの価値が分かったら、次は始め方です。
どのボードゲームを買えばいいかな…と考えるのは、まだちょっと早いです。
まずは、お子さんの発達段階をよく観察してみてください。
- 言葉で大体のコミュニケーションはできるようになりましたか?
- 自分のしたことが、相手にどう受け取られるか分かっていそうですか?
- ちょっとした計画を立てて、その通り実行できますか?
- 起こったことを理解し、臨機応変に対応できますか?
ボードゲームを選ぶときに最も重要なのは、そのゲームが「子どもの発達段階」に合っているのか、ということなんです。
簡単すぎても、難しすぎても、子どもにとっては面白くありません。
子どもが面白くない、と感じると、一緒に遊ぶ親も夢中になれません。
お子さんの発達段階を見極めることが重要です。
もちろん、ママパパは児童発達学のプロではありませんので、難しい場合は年齢が目安となります。
ただ、子ども達は本当に発達状況が様々ですので、できるだけ個別に見てあげたいところです。
詳しい見極め方は、専門家の方がまとめている本がありますので、参考にしてみるといいと思います。
③子どもの好みを知る:何に興味があるのかな
まだ、ゲーム選びに進んではいけません。あとちょっとです。
ボードゲームには「テーマ」があります。
「鉄道」とか「ケーキの切り分け」とか「世界の生き物」とか。
子どもの興味がないテーマのボードゲームを買ってしまっては、最初の一歩でつまずいてしまうのです。
お子さんは、普段よく何をして遊んでいますか?
- 生き物の図鑑をよく見ている
- おままごとが大好き
- 積み木や電車のおもちゃでずっと遊ぶ
- 落書き帳が何冊あっても足りない
- お人形の着せ替えが好き
沢山ある遊びの中で、子どもが何が好きか、はママパパはよくわかっていると思います。
ここで大事なことは「何に興味がないか」もしっかり見極めることです。
あとで興味が出てくることもたくさんあると思いますが、今興味がないことには、とことん興味がないのが子どもだと思います。
最初のゲーム選びでは、子ども興味の「はずれ」を選ばぬよう気をつけましょう。
ただし!「おうちボードゲーム会」に慣れてきたら、あえて今興味がないテーマに手を出すことが重要です。
興味の幅を広げていくためです。
最初は、子どもに合わせて。あとから、広げる。でいきましょう。
④ボードゲームを見つける:子どもの成長や興味に合ったボードゲームを探す。

やっと、ボードゲーム選びの時間です。
きっと、ピッタリのボードゲームが見つかるはずです。
⑤家族に「おうちボードゲーム会」をすると宣言する
ボードゲームを買っただけで、「おうちボードゲーム会」は始まりません。
あと2つ、準備する必要があるんです。
-
家族の気持ちを高める
-
やる時間を決める
家族の気持ちを高める
まず、気持ちを高めるほうですが、なぜやるかというと「おうちボードゲーム会」までの期間もわくわくできるからです。
某有名テーマパークに行くときも、突然決めて突然行く人は少ないと思います。
行くと決めて、行く日を決める。そして、当日までの期間、ワクワクして待つ。
そんな感覚を、「おうちボードゲーム会」に取り入れてみてください。
これをやるのとやらないのとでは、子どもの反応がかなり変わると思いますよ。
また、これにはテクニックがあります。
これを読んでいる人がママの場合、特に何も意識せず、パパや子どもに「面白いことしようよ」と誘ってください。ママの提案は、きっとみんな喜んでノって来てくれることでしょう。
これを読んでいる人がパパの場合、ママへのプレゼンテーションが必要です。
失礼な言い方かもしれませんが…、一般論として、パパが主導する家庭内イベントの打率は、ママより低いと思います。これは、どうしても男性より女性のほうが「相手の身になって考える能力」が高いからだと思います。
パパにとって最良の提案であったとしても、家族にとって最良かどうかをママに相談してみましょう。
その相談をした後、子どもへの提案は、パパからでもママからでも良いと思います。
やる時間を決める
これを決めることで本当にやる確率が上がります。
参加する人がその時間に向けて、予定を調整するからです。
みんなが集まっているとき、暇だったらやる、というスタンスだとなかなか開催されないんですね。
おうちボードゲーム会の最大のコツかもしれませんので、ぜひ実践してみてください。
やるタイミングについては、記事にまとめておりますのでご参考いただければと思います。
ボードゲームをやる時間がない?【夜寝る前がおすすめな理由。】
⑥思いっきり楽しむ
さあ、いよいよ本番です。
思いっきり楽しむ、それに尽きます。
楽しむコツは2つあります。
-
ルールを間違えていたとしても、笑って受け入れる
-
できるだけ、最後までやり通す
ルールを間違えていたとしても、笑って受け入れる
ボードゲームにはそれぞれルールがあります。誰かが説明書を読んで、みんながそれを聞いてからスタートするんですが、
最初の説明を間違えてしまう、ということがどうしても起こってしまいます。
ゲーム中に気づく時もあれば、終わって点数を数えているときに気づく時もあります。
ゲームを始める前に、そういうアクシデントは、起こるものだ、として説明しておくといいかもしれません。
もし本当に間違えてしまっても、みんなで笑い飛ばしてしまいましょう。
できるだけ、最後までやり通す
これ、簡単そうに見えて結構難しいんです。
特に起こりがちなのが、子どもが負け濃厚になってしまう状況の時。こどもの「もうやめたい」という声が聞こえてきそうです。
勝ち、という結果を目指している子どもの気持ちを尊重しつつ、
現状できる範囲での最善を尽くし、プロセスを楽しむほうに誘導してあげると良いと思います。
ただ、どうしてもやめたいと言う、または盤面をひっくり返してしまったら、そこで終わりにしたほうが良いでしょう。
叱りつけて続けさせることに意味はありません。
逆に、このタイミングが、子どもの成長の最大のチャンスです。
少し時間をおいて、次は最後までできたらいいね、とフォローをしてあげると、子どもの成長につながるんじゃないかなと考えています。
まとめ:おうちボードゲーム会のメリット
いかがでしたでしょうか。
新しいことを始めることは、ちょっと面倒くさいことだと思います。
ただ、子どもも親も夢中になれるボードゲームを使って、豊かなおうち時間を過ごすことって、実はメリットだらけです。
「おうちボードゲーム会」を開催するご家庭が少しでも増えることを願っています。