【多重知能理論】子どもの才能を見つけ、得意なことを伸ばす【効果あり】

  • わが子の才能の見つけ方が分からない…
  • うちの子供って、何やってもうまくできない、才能がないのかな。

そんな「子供の才能」について悩んでいるママパパの悩みを解決します。

この記事を読むと、そもそも才能って何なのかがはっきりします。
そして、子どもの才能の見つけ方を知り、実践できるようになります。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

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提案の根拠

この記事は、ハーバード大学のハワード・ガートナー教授が提唱している

多重知能の理論Multiple Intelligences Theory)

に基づいています。

また、私が地域サークルのボードゲーム会で、子ども達に対して実践し効果があった「ボードゲームを使った知育」の体験談をお伝えします。

私自身、親として自分の子供の才能を見つけ出し、大きく伸ばせる環境を整えてあげたいという思いが強いです。

私が学んだことや子供たちとの体験談が、悩めるママパパのお役に立てることを願っています。

この記事で伝えたいこと

この記事で言いたいことは2つです。

  1. 多重知能の理論を使って、子どもの才能を理解しよう。
  2. その才能を大いに発揮でき、伸ばす子ができるボードゲームを生活に取り入れよう。

それでは、行きましょう!

多重知能の理論ってなに?

恐らく、「多重知能の理論」をご存じない方が大多数だと思います。
この記事では、ポイントだけ簡単にお伝えします。

一言でいうと、

  • 人間は誰しも複数(現在は8つ)の知能を持っている。
  • 人によってある知能が強かったり、ある知能が弱かったりする。

という考え方です。

知能と聞くと「IQ」のことを考えると思います。

多重知能の理論では、「IQ」は沢山ある知能の内の一つないし二つの指標に過ぎない、という説明がされています。

私は「IQ」=「知能指数の全て」だと考えていたので、かなりショックを受けました。

そして、こうも言っています。

・自らの強い知能を自覚することで、それを伸ばすことができるようになる。
・そうすれば、その人はその知能を社会に活かすことができるようになる。
・結果、その人の人生はより良いものになるだろう。

MI:個性を生かす多重知能の理論 -ハーバード大学ハワードガードナー‐

自分の強い知能、言い換えれば「得意なこと」を見つけること、そしてそれを伸ばすことが、いかに大切かということをガートナー教授は説いています。

8つの知能領域の紹介

それではまず、8つの知能領域を簡単にご紹介します。

詳しく知りたい方はガートナー教授の著書「MI:個性を生かす多重知能の理論」を読んでいただければと思います。

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① 論理・数学的知能
② 言語的知能
③ 運動感覚的知能
④ 音楽的知能
⑤ 空間的知能
⑥ 博物学的知能
⑦ 対人的知能
⑧ 内省的知能

① 論理・数学的知能

パターンを見分けたり、数字の意味をとらえる知能です。

また、仮説と事実を分けて「それは本当にそうか?」と深く考えるときにも使います。

キーワード:計算、質問、実験、パターン

② 言語的知能

文章を書いたり、書いてある文章を読むときに使う知能です。

物事を見て、それを言語化するときに力を発揮します。

キーワード:読書、作文、言葉、

③ 運動感覚的知能

自分の体を動かすときに、正確に素早く動かす知能です。

自分の体調を具体的に把握するときにも、この知能が使われます。

キーワード:運動神経、器用さ、ダンス

④ 音楽的知能

音やリズムを捉えるときに使う知能です。

自分で音を発したり、リズムに合わせて動いたりするときも必要です。

キーワード:音感、リズム、歌

⑤ 空間的知能

頭の中に物や空間をイメージしたり、それを描いたりする知能です。

この知能が高いと、現実の世界を「視る」ことで正確に捉えるが出来ます。

キーワード:距離感、空間、絵を描く

⑥ 博物学的知能

世界の物事の特徴を認識して、分類したり、関連付けたりする知能です。

対称をよく観察して、違いや共通点を探すときに使います。

キーワード:分類、地理、自然、図鑑

⑦ 対人的知能

相手の気持ちを考えたり、自分の考えを伝えるときに使う知能です。

いわゆるコミュニケーション能力のことです。

キーワード:会話、感情、表情

⑧ 内省的知能

自分が思っていることや自分の特徴を理解し、説明する知能です。

自分の感情や得意不得意、好きなことや嫌いなこと、やりたいこと、やりたくないことを把握します。

キーワード:価値観、世界観、自分

「現状の教育」と多重知能の理論

さて、8つの知能の概要はわかりました。

ここで考えていただきたいことがあります。

私たち親は、子供に対してそれぞれの知能を発見し、伸ばす環境を与えられているか、ということです。

例えば、学校教育です。

小学校の教育は「国語・算数・理科・社会・体育・音楽・英語」を教えてくれています。

  • 論理・数学的知能は算数
  • 言語知能は国語と英語
  • 運動的知能は体育
  • 音楽的知能は音楽
  • 博物学的知能は理科や社会

ここまでは、いいと思うのですが、

  • 空間的知能
  • 対人的知能
  • 内省的知能

は、どのように見つけ、伸ばすことができる機会があるでしょうか。

現状、学校教育の中で、体系的に教える教科は無いんです。

子供たち同士で遊ぶ中でコミュニケーションが起こり、対人的知能が伸ばせたり、

体育の中でサッカーをして、コートの広さを体感して空間的知能が伸びたり、ということは起こると思います。

でもそれは、「偶然」だと思うんです。

子供次第では、そういう偶然に恵まれずに自分の知能を理解しないまま大人になってしまうこともあるかもしれません。

そこで、必然的に「空間」、「対人」、「内省」の知能に触れることができる環境を整えるにはどうしたらいいか、と考えました。

私の答えは、

「おうちボードゲーム会」の開催です。

詳しく、解説します。

対人知能、内省知能を伸ばすにはボードゲームがおすすめ!

ボードゲームは、この3つの知能にピッタリの遊びなんです。

ボードゲームには、こんな要素が含まれたゲームがたくさんあります。

  • 立体を意識するパズル要素
  • 点と点を結ぶ距離感の要素
  • 表情や言葉で演技する要素
  • 相手が何を考えているのか読む要素
  • 自分を表現する要素
  • 自分の好き・嫌いを把握する要素

これ、空間知能、対人知能、内省知能の要素そのものなんです。

つまり、子供とママパパが一緒にボードゲームを遊ぶことで、子供の空間・対人・内省知能を発見し、伸ばすことができると思います。

他の知能にも関係する要素もたくさんありますが、今回はわかりやすいので3つに絞っています。

実際、地域サークルのボードゲーム会に来ていたお子さんがボードゲームを遊ぶ中で、

空間知能の高さを発揮し、一緒にいたママパパがとんでもなく驚いていたシーンを見たことがあります。

体験談①:空間知能の発見

ウボンゴ3Dという、大人でも難しい立体パズルのゲームなのですが、小学1年生の子がいとも簡単にパズルを解いてしまったのです。

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ママパパからしたら、

「ええ?!そんなことできるの?!」

という感じだと思います。

その子はその後も大人顔負けのスピードでパズルを解いていきました。

体験談②:対人知能の発見

ワンナイト人狼というゲームがあります。

ご存じない方は、別記事で紹介しております。ご参考ください。

ワンナイト人狼は、2つの要素があるゲームです。

  • いわゆる「場合分け」をすることで、議論の矛盾を見つける論理パズル要素
  • 相手の表情から嘘をついているのか?真実を話しているのか?を読み取るコミュニケーション要素

このような要素が子どもの能力発見に直結した、ボードゲームサークルでの体験談を紹介します。

小学生2年生の女の子が、大人に混じってこのゲームを遊んでいました。
小学2年生なので、論理パズル要素はなかなか難しいようでしたが、
相手の表情から「ほんとっぽい」「嘘っぽい」という判断ができていました。
しかも、驚くべきことに的中率が高いんです。
村人側の大人も彼女の「眼」を信じて、人狼を探しだすという状況になりました。
その子は初めて人狼に触れたのですが、相手の表情を読む力を大人に認められて、本当にうれしそうな顔をしていました。

きっと、彼女の大切な思い出の1ページになったことと思います。

子供の得意なことを発見できる「ボードゲーム」をやってみよう

多重知能理論という、子供の「得意なこと」を発見するための考え方をご説明しました。

また、私の2つの体験談を紹介しました。

強調したいのは、こういうシーン、何度も何度も見たことがあることです。

ボードゲームに潜んでいるポテンシャルは計り知れないと考えています。

このような子どもが成長を実感し、大人と喜んでいる素敵なシーンが色々なご家庭で見れることを願い、この記事を書きました。

是非、お子さんの才能を発見し、伸ばすためにもボードゲームのある生活、

「おうちボードゲーム会」

を始めてみることをおすすめします。

どうやって始めるか、始め方のコツも別記事でまとめていますので、是非参考にしていただければ幸いです。

また、「得意なこと」と「好きなこと」を明確に分ける考え方も、整理した記事があります。

合わせて読んでいただければ嬉しいです。

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