【3歳からできるボードゲーム】パカパカお馬【運だけじゃない】

- 3歳の子どもができるボードゲームってあるの?
- 可愛くて、でもしっかりボードゲームっぽいものを遊んでみたい。
- 簡単でも、運だけのボードゲームだけだとつまらないな…。
そんなママパパの悩みに答えます。
パカパカお馬の魅力は、その可愛さだけではありません。
しっかりとしたボードゲームで味わえるジレンマを内包しています。
また、順番を守る、競争する、などボードゲームの基礎を学ぶことができます。
この記事を読んで、パカパカお馬の魅力を理解いただき、ぜひ手に入れてお子さんと遊んでみてください!
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我が家のお馬パカパカ

2歳10か月の息子が、夢中で遊んでいます。
段々とルールを理解し、勝ちに向かって頑張る様子を見ることができました。
親である私、またボードゲーム初心者のママも面白くてかわいいと絶賛しています。
パカパカお馬のゲーム内容
テーマ
お馬のレースです。牧場を駆け回り、最も早くゴールである馬小屋にたどり着きましょう。
ただし、馬小屋に入る為には、道具をそろってなければなりません。
コンポーネント
- 赤いサイコロ:前進サイコロ。1,2,3のどれかが出ます。
- 青いサイコロ:道具サイコロ。バケツ・ニンジン・蹄鉄・袋のいずれかが出ます。
- パズルボード:もらった道具をはめるボード。蹄鉄のみ4つ分の空きがあり、その他は1つ空きがあります。
- 牧場ボード:レースをするボードです。スタートからゴールまで、14マス分あります。
ルール
- 自分の番になったら、赤と青のサイコロを2つとも振ります
- どちらかのサイコロを選択します。
- 次の人の手番に移り、①~②を繰り返します。
- ゴールの馬小屋に入るには、自分のパズルボードがすべて道具タイルで埋まっている必要があります。
- 最も早くゴールの馬小屋にたどり着いた人(馬)が勝者です。
赤いサイコロ(前進サイコロ)を選んだ場合:出た目分、自分の色の馬を進めます。
青いサイコロ(道具サイコロ)を選んだ場合:出た目に示されている道具タイルを一つ受け取り、自分のパズルボードにはめ込みます。
ゲームのコツ
運と戦略がバランスよくミックスされたゲームです。
前進サイコロの出目で、1を選ぶことは極力したくありません。
なぜなら、3の目は1の目の3倍のスピードで進むことができるからです。
また、ニンジン、袋、バケツはパズルボードのスペースは1つだけであり、ゲーム中に1回だけ受け取ることができます。
逆にいうと、1度しか受け取ることができないため、スペースが埋まっていると道具サイコロを選択できなくなってしまいます。
こういった「制限」や「前提」を念頭に、バランスよくサイコロを選択していくことがゲームの肝となります。
パカパカお馬の魅力とは
コンポーネントが可愛い!
男の子も女の子も気に入りそうな、かわいらしいお馬の駒と牧歌的なボード。
集めたくなる、穴の開いたタイルケース?とニンジンやバケツなどのアイテムたち
牧場の雰囲気でごっこ遊びができそうな、最高に魅力的なコンポーネントです。
ボードゲームの基礎が学べる
サイコロを振って、出た目を勧めるすごろくが基礎的なメカニクスです。
- サイコロを振る(ランダマイザ―の機能を理解)
- 順番を守る
- 目的を達成する
- ゴールに向かう
- アイテムを揃える
こういった、基礎的なボードゲームのルールを学ぶことができます。
特に、順番を守ること、目的の達成を理解することは、実生活でも役に立つ社会性を育むいい機会と言えます。
選択肢を選び、結果に反映する

パカパカお馬の最も素晴らしいところは、この部分です。
サイコロの目だけに一喜一憂する、だけの運のゲームではなく、馬を進めるか、アイテムを獲得するか、を必ず選択するんですね。
この選択が、勝敗に直結するんです。
進むことに固執して、不利な1の目でも選択してしまったり、
アイテム集めに執着して、全部集め終えた上で出発するようだと、有利に展開させることができません。
適宜、有効な選択を積み重ねる、判断の合理性が試されています。
そういったところを全く意識せずに、ゲームが進行できるところも良いところです。
もう一回と言える手軽さ
1ゲーム5~10分で終わります。
ルールもすごく簡単なので、初めて遊ぶ人が入ったとしても、とりあえず始めることができます。
3歳ぐらいのお子さんが、じいじやばあばのおうちにこれをもっていって、みんなで遊ぶ…などという遊び方も可能です。
他のゲームと比べて
2~3歳からできるボードゲームは沢山ありますが、
- バランスゲーム
- 運だけのゲーム
が多くなっています。
これは仕方がないことで、2~3歳の子どもにとって、ボードゲームの戦略は難しいからです。
パカパカお馬の素晴らしいところは、3歳からできるにもかかわらず、戦略性に一歩踏み入れているところです。
進むことを優先しすぎると、ゴールしてしまった後アイテムを集めることになりますが、出目によって不要なものが出てしまい、手番が無駄になるかもしれません。
逆にアイテム集めに躍起になって、全部集め終わってから勧めると、1の出目を選ばざるを得なくなります。
バランスが重要で、いかに手番を無駄にしないかを考える必要があります。
3歳の子どもが、いきなりそのバランス感覚で遊ぶことができるとは思っていません。
遊んでいる最中にママやパパの選択を興味深く見ていたり、実際に自分が無駄な手番を何度も実行してしまっていることに気付くことで
「どうしたら勝てるんだろう?」
という試行錯誤を繰り返していくことになります。
実際、我が家の場合は、息子はどうしても先にゴールしたいらしく、アイテム集めは後回しになります。
一見、先にゴールにつくことで優位に立っていると勘違いしやすいのですが、アイテム集めでまごついていると、
ママパパが後から追いかけてくるんです。
大抵、先にママパパがアイテムを集め終わり、ゴールすることで勝利してしまいます。
息子は、負けることで不機嫌になったりはしないのですが、10回くらいやった後、突然戦法を変えてきたことには驚きました。
アイテムを先に集め始めたんですね。
それでも、やはりバランス感覚が無いので、後れを取ってしまいます。
ただ、子どもの表情を見ていると、分かります。
違う戦法を試して、その結果がどうなるのか、わくわくしている目。
成長している瞬間に立ち会えているなあ、と実感しました。
こんな人にオススメ!
- ボードゲームらしいボードゲームを、3歳くらいのお子さんと楽しんでみたいパパママ
- アクションゲームや運だけゲームにはない、「思考」をボードゲームに求めている方
- お馬が好きな方
まとめ:パカパカお馬は3歳くらいのお子さんに最適です
ボードゲームはまだ早いかも…と思っているママパパに伝えたいのですが
子どもは、とんでもない速さで成長します。
ルールの把握は当然ながら、戦略も変えてきたり、びっくりするぐらいの遊び方をしてくれることでしょう。
ただ、最初の1~5回目くらいは、間違いや飽きてしまったり、ゲームが環椎することが無いかもしれません。
1度2度程度、興味を示さないな…と思ったとしても、根気強く「パカパカお馬する?」と提案してみてください。
びっくりするような一手を放つお子さんと出会えるかもしれません。
おうちボードゲーム会が、沢山のご家庭でなされることを願っています。
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