戦略的学習力の高め方【これからの時代に必要なスキルNo1】

  • これからの時代を生きる子ども達にとって、必要な能力って何だろう?
  • 今の学校や塾の教え方で、子ども達は将来をたくましく生きていけるのだろうか?
  • 親である自分も含めて、未来を生きるために必要な能力を知り、鍛えていきたい。

この記事では、そんなパパママの難しい悩みに答えます。

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この記事を書いた人

ボドパパ

ボドパパです。
ボードゲーム歴は15年以上になります。

  • 妻・長男(3)・長女(0)との4人暮らし
  • 職業:会社員、政策秘書
  • ボードゲーム所持数:150個程度
  • ボードゲーム経験数:1500個以上

地域のサークル活動で、4歳~15歳の子ども達にボードゲームを10年以上教えてきました。

子ども達が、その目を輝かせながらボードゲームに凝縮された社会性やコミュニケーションのエッセンスを味わい、自分の得意な能力を爆発させ、好きなことに没頭している姿をずっと見守ってきました。

子どもたちの未来を照らすボードゲームの教育的価値をまとめ、ブログで発信しています。

これからの時代に必要なスキル:ベスト10

オックスフォード大学の「2030年に必要とされるスキル」という論文では、120種類の知識・能力・スキルをランキング化したデータを発表しています。

論文リンク:「https://futureskills.pearson.com/research/assets/pdfs/technical-report.pdf

ここで、その10位までを確認しましょう。

  • 1位: 戦略的学習力(Learning Strategies)
  • 2位: 心理学(Psychology)
  • 3位: 指導力(Instructing)
  • 4位: 社会的洞察力(Social Perceptiveness)
  • 5位: 社会学・人類学(Sociology and Anthropology)
  • 6位: 教育学(Education and Training)
  • 7位: 協調性(Coordination)
  • 8位: 独創性(Originality)
  • 9位: 発想の豊かさ(Fluency of Ideas)
  • 10位: アクティブラーニング(Active Learning)

なんと、英語力やプログラミング力を抑えて、1位は「戦略的学習力」なんです。

ちなみに英語力は21位、プログラミング力は66位です。

私は論文を読んだとき、この結果には驚きました…。

この記事では、これからの時代を生きる子ども達にとっては「戦略的学習力」が最も重要であると位置づけ、その意味と能力の高め方を紹介します。

戦略的学習力とは

戦略的学習力の概要

2位の心理学や、3位の指導力などはイメージがつくと思いますが、1位の「戦略的学習力」は聞きなれておらず、よくわからない方が多いと思います。

英オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授によると、「戦略的学習力」とはこのように定義されています。

戦略的学習力:
新しいことを学んだり教えたりするとき、状況に応じて最適な学習法を選び、実践できること。

つまり、新しく何かを学ぶときに使用されるスキルです。

この能力が高いと、効率よく、無駄のない学習が可能となり、新しいことを早く正確に身に付けることができるんです。

例えば、英語を学ぼうと思ったときを考えてみます。

戦略的学習力が高いと、自分にとって最適な、

  • 学習教材:参考書やアプリなど
  • 学習時間やタイミング:週末まとめてやるのか、毎朝少しずつやるのか
  • 学習場所:オンラインチャットなのか、対面授業なのか
  • 学習の順番:リスニングが先か、ライティングが先か

などを選択することができます。

なぜ戦略的学習力が重要なのか?

英語力や指導力を差し置いて、なぜこの能力が重要視されるのでしょうか。

その答えは「社会の変革スピードのとんでもない速さ」にあります。

デジタル化が進んているこの時代は、科学技術やビジネス、社会制度までもが目まぐるしく変革しています。
そんな変化が激しい時代の中では、人に求められる能力や知識も常に変わり続けるでしょう。
新しいことを身に付け、それをアウトプット出来るようになる期間が少なければ少ないほど、社会から求められる人材になるんです。

学ぶべきことを正しく捉え、自分に最適な学び方を選択できることが最も重要だということです。

戦略的学習力と結びつく「メタ認知」

メタ認知とは

戦略的学習力の概要と、重要視する理由は分かっていただけたかと思います。

ただ、その能力はメタ認知無しでは高めることができません。

メタ認知:認知していることを認知すること、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること

認知とメタ認知の関係性は、主観と客観の概念に似ています。

学ぶべきこと、と自分に最適な学び方は自分自身で判断し採用されるものなのですが、その自分の選択そのものを改めて認識することが重要です。

自分がなぜその選択に至ったのかを、客観的に説明できる状態になりましょう。

そうすることで、本当に最適な選択が可能になるんです。

メタ認知を簡単に実行するコツ

メタ認知的な基本的には、学ぶべきことや学び方を慌てずに、よく考えて決める事です。

さらに、自分が採用しようとしている学ぶべきことや学び方を、信頼できる人に相談するのもメタ認知を獲得するよい訓練になります。

自分では最適な選択ができないかもしれない、という認識を意識的に持つことで、思い込みや自分の願望によるバイアスを排除することができ、結果メタ認知を獲得できるんです。

戦略的学習力とメタ認知の鍛え方

トライする数をこなすことが必要

この二つの能力、教科書は存在しません。また、人から教えてもらって理解できる範囲にも限界があります。
なので、とにかくトライアンドエラーが重要です。

自分自身の選択が最適だったかどうかは、結果、計画通り新しいことができるようになったかどうかで評価できます。
新しいことをどんどん初めて、トライアンドエラーの回数を増やしましょう。

…と、行ったところで、例えば「英語学習」や「プログラミング学習」みたいな、新しいことを始めるのに時間や気力が沢山必要なことをたくさんこなすのは無理がありますよね。

大人でも難しいことを、子どもに求めるのは酷です。

ここで解決策なのですが、「ボードゲーム」が戦略的学習、メタ認識の向上に適しているんです。

ボードゲームは簡単に、短い期間でトライエラーを繰り返せる


ボードゲームの特性が、この能力向上に合致しています。

  • ルールを覚える
  • 戦略を練る
  • 実践する
  • 反省する

ここでいうボードゲームは、人生ゲームのようなみんながすでにルールを知りつつ、戦略性が少ないものを指しているのではなく、ドイツやフランスをはじめとした諸外国で発祥した、戦略性を求められる10分~1時間くらいの近代ボードゲームを指します。

こういったボードゲームは、色々な種類のボードゲームを初めて遊ぶ、という体験を大量に得ることが出来ます。

つまり、初めてルールを覚え、自分なりに戦略を考え、実行するんです。

ルールを覚え、戦略を練り、実践するという部分が「戦略的学習力」が鍛えられる活動となります。

さらに、実行の結果である得点や勝敗をもとに、こうすればよかった、や、こうしたから勝てたんだ、などと考察を行い、反省し、次に活かそうとします。

この反省が「メタ認知」そのものです。

ルールを覚え、戦略を練り、実践する。そして結果殻自らの選択を反省する。こういった活動を短い期間でトライ&エラーの繰り返しが可能となります。

ボードゲームは面白くて、簡単に始められる

ボードゲームは年齢別に何度が想定されており、適齢のゲームを選択することができます。

子どもにとって簡単すぎず、難しすぎない、ちょうどよいスイートスポットな難易度に調整できるんです。

そういった「ちょっと頑張れば理解できて、さらに自分でも勝てるかもしれない」という状況は、子ども達にとって大好物です。

面白くて簡単に始められるボードゲームは、子ども達の戦略的学習力、メタ認知の鍛え方として良い教材となるんですね。

まとめ:将来必要なスキルである戦略的学習力はボードゲームで鍛えよう

いかがでしたでしょうか。戦略的学習力の全体像と、ボードゲームの有用性を理解いただけていれば幸いです。

未来は誰にもわかりませんが、だからこそ必要な力として学ぶ力、「戦略的学習力」が注目されているのだと思います。

ボードゲームで楽しみながら、親子で伸ばしていけるような、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。

家族でボードゲームを始めるときにちょっとしたコツがあります。読んでいただけたら嬉しいです。

また、別の切り口でボードゲームの教育的価値をまとめています。是非参考にしてみてください。

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