おうちボードゲーム会を始める理由【大切な人の知らない一面を見せてくれる】
こんにちは。ボードゲーム大好きなパパ、ボドパパです。
妻と息子(3)の3人で楽しく暮らしています。
ボードゲームは子どものころから約15年ほど楽しんできました。
今では、子育てや家族の時間にボードゲームを取り入れて、毎日ワクワクしながら楽しんでいます。
このブログでは、子育て中のご家庭に「おうちボードゲーム会」の導入を提案します。
おうちボードゲーム会?

おうちボードゲーム会とは
このブログが提唱する「おうちボードゲーム会」を一言でいうと、
家族や友人が集まり、ボードゲームを囲みながら豊かな時間を過ごす時間
のことです。
おうちボードゲーム会の特徴は、
- 二人以上が集まれば、いつでも始められること
- ビデオチャットを使えば、遠く離れた家族や親友と、どこでも始められること
です。
おうちボードゲーム会のいいところは3つあります。
- 大切な人と、笑い合う時間が増える。
- 大切な人の、新しい一面を発見できて、より好きになる。
- 頭がすっきりする。
それぞれ、説明していきます。
大切な人と、笑い合う時間が増える。

コロナ禍での息苦しさの正体
去年から始まった、コロナ禍でのリモートワーク、ニューノーマルな生活ですが私はずっと息苦しさを抱えて過ごしておりました。
コロナ禍のコミュニケーションでは、
- ビデオチャットやマスクで相手の表情が見えない
- 飛沫を気にして思いっきり笑い合えない
こんな状況下では、つながりの欲求を満たすことができず、息苦しさを感じてしまうのではないかなと考えております。ちょっとだけ調べたところ「マズローの欲求5段階説」がしっくりきました。
マズローの欲求5段階説:
欲求5段の下から3段目「社会的欲求」は、所属とつながりの欲求と呼ばれる、接触・会話・経験の共有など、人と人との間の様々な作用を通して達成される欲求があり、これが満たされないとコミュニティから切り離されてしまうという脅威を感じる、とのことです。

これがコロナ禍の苦しさの大きな要因なのではないかな、と思っています。
つまり、寂しいんですね。
リモートでもつながる感情はあるか?

寂しいからといって、一緒に暮らしている家族以外の方と直接ふれあうことは、お互いの命のリスクがあり、推奨されるものではありません。
じゃあどうしたらいいか。
今できることは、リモートでどこまでつながれるか、工夫を凝らすことなんじゃないかな、
と思いました。
私としては、その場に参加している人全員が共感しあったり、承認しあったりすることで生まれる一体感を感じたい。
そう思って、家族や友人とリモートでボードゲーム会を開催してみました。
実施した結果、一番強く感じたのは、
「想定外のことに対する笑いの、共感パワーがものすごい」ことです。
ある協力ゲームを実施していて、全員で話し合いを行っていたのですが、想定しないトンデモ解答が出てきたり、私が段取りを失敗して、見せてはいけないお題を先に見せてしまったり。
そんな想定外のことが起きるたびに、みんなで爆笑していました。
その時、場に生まれていた一体感は、最近久しく感じていない感覚でした。
話している話題はボードゲームのことであって特に深くはないのですが、
ただただ、笑うことで共感しあい、気持ちがひとつになっていたんです。
そして、一体感のある場が、本当に心地いいんです。
まず、笑いあえればそれでいい
別にリモートボードゲームじゃなくても全然かまわないと思います。
安全で、リアルタイムで、一緒にいられて、居心地が良ければ、どんな手段でも良くて。
とにかくリモートでも笑い合えることが大事で、それは工夫次第で実現できることがわかりました。
大切な絆をより深めるために、まず、笑いあう。
- ご両親や兄弟姉妹、おじいちゃん、おばあちゃん。
- 昔、良く語り合っていた親友。
- コロナ禍になる前に、仲が良くてよく話していた友人。
久しぶりに連絡してみてください。
そして、こんな遊びがあるよって、誘ってみてください。
そこから生まれる一体感をもとに、気軽にコミュニケーションを始められるような、そんな輪が広がっていったらいいなあと考えています。
大切な人の、新しい一面を発見できる。

その人の、知らなかった一面を見せてくれるボードゲーム
私が「ボードゲームが趣味です」と話をすると、よく、この質問をされます。
「ボードゲームって、何が面白いの?」
きっとこの質問の背景には、こんな想いが隠されていると思います。
自分の知っているボードゲームは人生ゲーム、トランプなど子どものころ遊んだ遊び。それを大人がやって、何が面白いんだろう?
ちょっと被害妄想が入っているかもしれませんが(笑)当たらずも遠からずというところではないでしょうか。
そんなとき、私はこう答えます。
「一緒にやった人の、知らなかった一面が見れるところです。」
ボードゲームの一番の面白さは、ボードゲームにあるのではなく、一緒にやった人の中にあります。
人って、それぞれが社会的な役割を背負って、生きていると思います。
子どもだって例外ではなく。
ある時は○○小学校の児童だったり、□□家の長女だったり。
その役割を全うすることで、幸せになろうとしている…のだと思います。
ただ、役割ではなく、その人そのものの、感情や欲求ってありますよね。
それをさらけ出す場所やタイミングって、あまりないのではないでしょうか?
怒りや悲しみの感情や、支配や暴力の欲求は当然、むやみにさらけ出す物ではなく。
しっかり向き合って、大切に扱うものですが、
喜びや楽しみの感情や、共感や承認の欲求はどんどんシェアするほうが、より居心地がよくなると思います。
特にそれは、身近な人とシェアしあうと、お互いの理解がより深まり、相手のことをより好きになっていく。
ボードゲームはそんな体験を、短時間で、簡単にできるんです。
ボードゲームをしていると、こんなシーンによく遭遇します。
- 「へー、○○さんって、そういう計算方法を頭の中でやっていたのか」
- 「△△くんって、言葉選びのセンスが独特で面白い。」
- 「□□ちゃんって、楽しいときこんな表情をするんだ!」
考え方、表情やしぐさ、選択肢の選び方など、
日常とは違う「ゲームのルール」の中でできる表現が、その人を面白く魅せてくれます。
デジタルゲームも、もちろんそういう一面はあると思いますが、
相手をより見つめることができるボードゲームは、
知らなかった一面を垣間見ることができる「仲良し支援ツール」なのだと思っています。
頭がすっきりする。

自分の実感として、ボードゲームをした後は作業がはかどります。
ボードゲームを初めてした人に話を聞いたところ、同じような答えが返ってきます。
これはなぜなのだろうと考えたところ、理由は2つありそうです。
- 笑いに伴うストレスの軽減
- 普段使っていない脳みそのストレッチ
それぞれ解説します。
笑いに伴うストレスの軽減
ボードゲームをしていると、本当によく笑いが起きます。
ボードゲームの作者が、笑いが起こるようにルールを作りこんでいることや、
一緒にやっている人同士の相互作用が非常に強いことで展開にドラマが生まれやすいことが、笑いが起こる理由だと思います。
笑うと、頭がすっきりする経験、ありますよね。
お笑い番組を見たりすることで笑えることはあると思うのですが、
「自分の身に起こったこと」や「目の前でリアルに起きること」での笑いに勝るものはないです。
大声でゲラゲラ笑っちゃいましょう。
普段使っていない脳みそのストレッチ
ボードゲームって、何かになりきったり、相手の考えていることを読んだり、裏をかいたり…と、
とにかく普段と違うことを考えるんです。
慣れないうちは結構疲れるんですけど、これがなかなか癖になるんですね。
また、ボードゲームを終えた後なんですけど、
普段使っていない脳の部分がなんだか活性化しているなーという実感を持つことが良くあります。
この状態のまま、作業に取り掛かると…あっという間に終わる経験を何度もしたことがあります。
普段眠っている脳の部分までも、作業に費やすことで
生産性が上がっているんじゃないかって思うんです。
(科学的な根拠はありません、あくまで一人の感想です…)
是非この実感を皆さんに持ってほしいと思っています。
終わりに
このブログでは主に下記の3点を発信します。
- 子どもとのボードゲームで楽しみ方
- 夫婦で楽しめるおすすめボードゲームとその実践
- ボードゲームの教育的価値
是非、参考にしていただけたら、うれしいです。
大切な家族や友人と、豊かな時間を過ごせるボードゲームを生活に取り入れてみてください。
おうちボードゲームの始め方を別記事でまとめましたので、こちらもぜひどうぞ。